新卒移住アバンチュール

これは、ぼくの日々の冒険のはなし

ガソリン・チェリーボーイ~下~

 

やっほー、しまでんです。

 

私事ではございますが、4月も折り返した今、トレーニングを開始しました。

 

なぜ?

―そこには二つの理由がございます。

 

まず一つに、僕自身がヒョロヒョロなこと。

学生時代、ろくにスポーツに打ち込んでこなかったため、体にほとんど筋肉がついていません。

 

そんな自分が嫌で、これまでも何度か筋トレに挑んできましたが、ことごとく挫折。

今度こそは、というチャレンジです。

 

もう一つ。

上の説明では、今回も途中で投げ出すことになるだろう、と考えたそこのあなた!

この挑戦は、どうしても成し遂げる必要があるのです。

 

なぜなら、、、今年は農作業をすることになるであろう、からです。

 

改まって書く必要もないと思いますが、農作業というのは想像以上に体を使います。

重いものを運んだり、腰をかがめて作業したり、炎天下に長時間さらされたり。

少なくても、机に向かって勉強しているよりは体力を消耗します。

 

そんな作業をするのに、ガリガリの体ではとてもじゃないけど耐えられない。

こう判断したことから、トレーニングを始めました。

 

今さらやりはじめたところで、あまり変化はないかもしれませんが、やらないよりはまし!

、、、なはず。

 

以上の二つの切実な理由から、トレーニングを開始した次第です。

という、個人的な報告でした。

現場からは以上です。

 

続いては、この前の続きです。

 

とその前に、前回の記事とあらすじを置いておきます。よければどうぞ。

それでは引き続きお楽しみください。

cestmoi.hatenablog.com

 

~これまでのあらすじ~

 

物語の主人公、僕はのっぴきならない状況下に置かれていた。

心臓はバクバクと破裂しそうなほど鼓動し、目はカッと見開かれている。

 

まさに緊張と興奮の絶頂。そのわけは、、、

 

人生で初めての給油を行おうとしているからである!

 

どうか「なんだそんなことかよ」と責めないでいただきたい。

僕にとってはガソリンスタンドに行くこと自体初めて。

その僕が選んだ給油場所は、セルフ式のガソリンスタンド。

 

店員さんが給油してくれるガソリンスタンドとの決して見逃すことのできない価格の差を突き付けられた僕は、果敢にもセルフ式に挑戦した。

 

今まさに、一台前の給油していた車がその仕事を終えて、僕の視界から去っていく。

腹を決めるほかに道はない。当たって砕けろだ。

はたして、僕の運命やいかに、、、

 

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よしっ。

停車位置は悪くない。車はばっちり白線の中だ。

ギアもパーキングに変えたし、サイドブレーキも最大まで引いた。

 

次は、、、

左端にある機械でいくつか操作をする、これだ。

 

機械の前に立ち、昨日のうちに作っていた会員カードを差し込み口に入れる。

抜かりはない。完璧だ。

 

無事に読み込まれて、カードが手元に戻ってくる。

こころなしか、入れる前より光って見える。

なんだよ、自分だけすっきりした顔しやがって。

 

と、まごうことなき八つ当たりをしながら、液晶パネルをタッチする。

 

「レギュラー」「満タン」

 

おーけー。次はお金か。

 

「お金を投入して下さい」

 

これはどういうことだ?見間違いか?

 

「お金を投入してください」

 

?  ???  ?????

「いくら?」

 

思わず口に出してしまう。それくらい驚いた。

確かに上司の人は「お金を入れる」と言っていただけで、いくら入れるとは言っていなかった。

 

これ、どのくらいいれればいいんだ。

まったく分からん。ど、どうすれば、、、

 

そう、パニックだ。僕はこの時、冷静な判断を下すことができなくなっていた。

言われた通りの順序を踏めばいいと100%人任せにしていた僕は、想定外の事態に心をかき乱されてしまった。

 

目が真っ先に店員さんを探す。助けてもらおうと。

 

しかしどこにも見当たらない。

そりゃそうだ。ここはセルフ式のガソリンスタンドなのだから。

 

ここに僕の車しかなかったのなら、それでも店員さんを探しに行ったかもしれない。

いる。僕の後ろに車が待機している。

 

ダメだ。ここを離れるわけにはいかない。

自分一人で解決するしかない。この絶望的な状況を。

 

まず考えろ。今日はガソリン代が安いvipの日。一リットルあたり134円なはずだ。

僕の車がリッター15kmだとして、毎日通勤の往復で40kmは走っている。

 

とすると、134×2.5350円くらい。それが10日ぶん。

とすれば3000円くらいか。きっとそうだ。

 

ポケットから取り出した財布から1000円札を取り出して機械に入れる。

 

1枚、2枚、、、

 

入らない。最後の1枚が。

 

想像してほしい。極度のパニック状態に陥った人間が、お札を機械に入れようとするところを。

 

入らないのも頷けるはずだ。手が震えてしまって差込口にお札が収まっていない。

 

入らないという現実になおさら焦る僕。

僕は死後の世界というものをあまり信じていないが、もし存在するのなら地獄とはこのようなものなのだろう。

 

 

この後のことはあまり覚えていない。ホントに。

 

どうにか1000円札は機械に吸い込まれ、給油して、ガソリンスタンドを出たのだろう。

 

 

ちなみに、この時のガソリン満タン代金は2932円だった。ぎりぎり。

 

この話はここでおしまいだが、この記事をここまで読んでいただいた心優しいみなさんにお伝えしたことがある。

 

それは、、、焦るとろくなことがないということだ。

そんなの当たり前だ。

 

 

ってなわけで、当たり前のことをして当たり前のことを学んだ一人の物語でした。

 

起承転結もなにもない、ただつらつらと書いた話だけど、もし題名をつけるのなら、、、

 

「当たり前の裏側」とかですかね。微妙か。

 

今回はここまでです。長々と失礼しました。ばいばい!

ゆとり世代。

1990年代に生まれた子供たちは、ある種の”敬意”をもってそう呼ばれて育った。

そんな”幸運なやつら”の中でも、小学校、中学校、高校の12年間、

ずっとゆとり教育を受けてきたゆとりのエリートがいる。

95年に生まれたこどもたち。

スーパーラッキーベイビーズ。

 

ここに男が一人。

東京の高校、大学を卒業し、やってきたのは新潟県の魚沼市にある福山新田地区。

生活するには車が必須、冬になると何mも雪が積もるという。

コンクリートジャングル育ちの次なる舞台は、大自然。

「土」の人と交流し、「風」としての役割を果たして、風土を生み出せ。

もちろん、95年生まれ。オーマイゴット。